2014年04月27日

川内原発火山評価で専門家会合へ:30日の政府交渉に参加を!

杉原浩司(福島原発事故緊急会議/緑の党・脱原発担当)です。
[転送・転載歓迎]

転送が遅れましたが、阪上武さん(福島老朽原発を考える会)のメールを
ご紹介します。4月23日の原子力規制委員会による適合性審査会合の報告
と30日の政府交渉の案内です。

政治的ハードルの低さなどから優先されたと思われる川内原発ですが、そ
の最大の弱点である火山リスクの大きさが、再稼働への障害となりつつあ
ります。30日の政府交渉は重要な機会になりそうです。

【参考】
以下の録画の1:53:17から6分ほどが審査会合のハイライトだそうです。
(島ア委員が「九電の説明はちょっとショッキングだ・・」と口火を切る)
https://www.youtube.com/watch?v=r7XUw1lxoe8&list=UU5_urTtPY2VjNc1YOI4rBCg

川内原発の火山対応で再考求める 規制委が九電に [鹿児島県]
(4月23日、西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/84094

川内原発 「火山監視体制再考を」原子力規制委促す
(4月24日、南日本新聞)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=56405

---------------------------------------

みなさまへ

今日(注:23日)行われた原子力規制委員会の適合性審査会合において、
川内原発の火山影響評価が議題にのぼりました。

九州電力側は、

・姶良だけでなく、阿多と加久藤についても火砕流到達を前提とする
・マグマの供給速度から異常を感知してから20〜50年以降に破局的噴
火があるとした評価から対処方針を決める
・火山の専門家から引き続き意見をきく

との説明をしました。今日で終わらせるつもりのプレゼンだったと思います。
ところが、規制委側は、マグマの供給について、供給速度の想定が保守
的でないことや、マグマだまりで残り15%で前兆をとらえられるとの前提
が甘いのではないか、既にもっと溜まっている可能性もあるのでは、とい
った指摘があいつぎました。島崎委員は、このままでは困る、書き直しだ
とも。

さらに、島崎さんは、原子力規制委員会としても、火山学者を集めて聴く
機会を設けると発言しました。

岩石学的な調査の九州の事例をどうするのかについては、九電から説明
はなく、規制委もなにも問題にしませんでした。九電に都合の悪い結果が
出ている可能性もあるのではないでしょうか。

この間の取り組みがいい方向に影響していると思います。規制委側で専
門家を招集する件については、30日の交渉でも問題にしましょう。単なる
意見聴取ではなく、有識者会合の設置と岩石学的な調査などを規制委独
自で実施するように要求し、結果が出るまで、審査の動きをとめるよう求
めていきましょう。

政府交渉に是非ご参加ください。
http://p.tl/Diva

◆4月30日(水)13:30〜16:30
◆参議院議員会館101(13時からロビーにて通行証配布)
◆13:30〜15:00 事前集会
 15:00〜16:30 政府交渉(依頼中)
◆内容:川内原発の火山影響評価について/汚染水問題/
    原子力防災・避難計画について
◆資料代:500円
◆主催:反原発かごしまネット/グリーン・アクション/美浜の会
    FoE Japan/フクロウの会/原子力規制を監視する市民の会
◆問合せ 090−8116−7155阪上まで

よろしくお願いいたします。

阪上 武
posted by だつげんぱつ at 00:34| 脱原発情報[情報]