2014年04月20日

トルコ原子力協定、国会で承認?外交防衛委員会の審議+抗議声明

杉原浩司(福島原発事故緊急会議/緑の党・脱原発担当)です。
[転送・転載歓迎]

一日遅れとなりましたが、満田夏花さん(FoE Japan)のメールを転送し
ます。ちなみに日本は、トルコへの武器輸出案件(戦車用エンジンの
共同開発で三菱重工に打診)も抱えています。

<関連記事>
【社説】原子力協定承認 官民連携で受注・輸出を図れ(4月19日、読売)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20140419-OYT1T50011.html

原発技術、海外シフト 三菱重工はトルコ軸に(4月19日、日経)
※登録すれば無料で月10本の記事が読めます。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ180FM_Y4A410C1EA2000/

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みなさま(重複失礼します。拡散歓迎)

FoE Japanの満田です。
トルコ・UAEとの原子力協定が、本日(注:18日)、参議院本会議で承認され
ました。
NHKの報道によれば、増子議員が棄権、徳永議員、有田議員が欠席した
そうです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140417/k10013815031000.html
また、衆議院の議決で退席した民主党の生方幸夫幹事長代理と近藤昭一
党総務委員長が党の役職を解任されました。

ぜひ民主党に対して、抗議をしてください!
http://www.dpj.or.jp/contact/contact
http://www.dpj.or.jp/about/dpj/board

昨日の参議院の外交防衛委員会での質疑では、トルコでの反対世論や、
原発輸出に関する日本での確認体制など、さまざまな問題点がさらに明
らかになりました。これらの問題を置き去りにして、国会で承認されたこと
については残念でなりません。
参議院外交防衛委員会での質疑の模様については、中継ツイートを下記
にまとめましたので、ぜひご覧ください。みんなの党の中西議員、共産党の
井上議員、民主党の福山議員が、かなりつっこんだことを質問しています。
http://togetter.com/li/656145

国会では承認されてしまいましたが、これは原発輸出実現のための長い
道のりの最初の関門を突破されたにすぎません。とりわけ、日本原電の報
告書を公開させたり、JBIC/NEXIの公的融資や付保に当たっての審査にモ
ノを申したり、まだまだできることはたくさんあります。なんとしても阻止して
いきましょう。

FoE Japanは下記の通り、抗議声明を出しました。ご一読いただければ幸い
です。

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2014年4月18日
国際環境NGO FoE Japan

【声明】トルコ・UAEとの原子力協定の国会承認に抗議
〜原発に依存しない国際社会の実現への支援を〜
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/uae-a931.html
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本日、トルコとUAEとの原子力協定が国会で承認されました。

FoE Japanは多くの市民とともに、原子力協定の承認の問題点を指摘しつ
づけてきましたが、またもや、これらの声は国会に届きませんでした。

福島原発事故はいまだに収束せず、多くの被災者の人々が苦しんでいる
最中、また放射性廃棄物の処分も解決の道が見いだせない中、原発輸出
により、原発という「麻薬」を他国に押し付けることは道義的にも許される
ものではありません。

日本が行うべきは、福島原発事故の教訓を踏まえ、原発に依存しない社会
の実現を身を持って示すこと、また再生可能エネルギーや省エネ技術の面
で国際的に貢献していくことではないでしょうか?

トルコでは、地元のシノップ市長をはじめ、多くの市民が原発建設に反対し
ており、命がけで抗議しています。地元の人たちは、シノップの美しい海と
生態系を守りたい一心で、日本の国会議員宛にたびたび手紙を出してき
ました。最近では、4月4日付で100近くのトルコの市民団体が連名で国会
議員宛に書簡を送っています。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-3e84.html

このように地元からの強い反対があることに加え、とりわけトルコとの原子
力協定には以下の問題があります。

1)通常は禁止される放射性物質の濃縮・再処理に関して「両締結国が書
面により合意する場合に限り、トルコにおいて、濃縮または再処理すること
ができる」とされています。

2)トルコは世界有数の地震頻発地帯であるが、周辺インフラの耐震性が
低く事故対応が極めて困難です。

さらに、2013年度、国は日本原電に対して11.2億円の国税を支出し、トル
コ・シノップ原発周辺の地層調査を行っていますが、この3月に提出される
はずの報告書はいまだに公開されておらず、地元住民や専門家を含んだ
第三者の目が届かない状況にあります。

今後、国際協力銀行(JBIC)や日本貿易保険(NEXI)の公的信用が付与さ
れることが予定されていますが、この信用付与に当たっての審査体制が
整っていません。従来は、原子力安全保安院が、事業者が提出した書類
をもとに机上での確認を行っていましたが、まったくずさんな確認でした。
原子力安全保安院がなくなった後は、原子力規制庁はそれを引き継ぐこ
とを断り、宙に浮いた状況になっています。もしも、この「確認」を経産省が
行うことになれば、お手盛り審査となり、原発リスクをそのまま相手国に
押し付けることとなります。

一方、原子力協定の承認は、原発輸出への「必要条件」を満たしたにす
ぎません。私たちは、今後とも、日本原電の報告書の完全公開や第三者
によるチェック、、JBICやNEXIの公的信用付与にあたっての環境社会配慮
確認や原発事業の安全確認などにおいて、引き続き問題点を提起してい
きたいと考えています。


国際環境NGO FoE Japan
〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-22-203
tel: 03-6907-7217 fax: 03-6907-7219


※参考
原発地質調査:入札資格、原電のみ トルコ輸出 「過去に実績」
毎日新聞 2014年4月6日
http://mainichi.jp/select/news/20140406k0000m040106000c.html

原発調査事業:震災後、2度増額8.5億円 識者指摘「国による原電救済」
毎日新聞 2014年4月6日
http://mainichi.jp/select/news/20140406k0000m040113000c.html

原発輸出で不明確な“調査費用”――日本原電に36億円余の税金
週刊金曜日 2014 年2月 10日
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=4131

ベトナム原発の建設調査に国税二五億円――復興予算流用!使い道不透明
週刊金曜日 2013年11月11日
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=3862
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満田夏花 MITSUTA Kanna
携帯:090-6142-1807
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20mSv撤回運動/自主的避難と賠償/避難・帰還政策および被災者支援
について一冊のブックレットにまとめました。
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posted by だつげんぱつ at 00:46| 脱原発情報[情報]