星川まり(東京・社会運動部)です。
文科省からの回答を添付し、撤回署名ニュースを転送します。
<転送>
再改定版「放射線副読本」撤回署名ニュース2020年6月14日
稲岡美奈子 minako-i@estate.ocn.ne.jp 072−336−7201
みなさま
先日6/2付けで文科省に再質問書提出というお知らせをしたばかりですが、6/9に回答が返ってきました。関西で話し合う時間もなかったのですが、とりあえず見てください。
コロナを心配しながら提出し、あまりに早い回答にびっくりしました。実施状況調査と指導要領を問題にしていたことで、文科省若手の勉強によかったのかもしれません。学校現場は、コロナ対応で大騒動なのですけれどもね。
次の一手について、相談したいと思います。ご意見ください。
回答内容を不十分ながら紹介します。
【1】「放射線副読本」の送付について
学校から要請があれば、何冊でも送るので、生徒数変動に対応できますとのこと。現場の忙しさをわかってないなと思いますが、余分は「ある」ようです。
前回、「放射線副読本」全国で批判があるでしょう、に対して、「つかんでいない」と文科省が答えていたので、今回、例えば小金井市の決議を知らないのか、と聞きました。文科省は「知っている」と答えました。問い詰められるまで、ホントのことは言わないようです。
【2】「放射線教育の実施状況調査」について
・調査結果の「活用例」周知は今年度中(3月末まで)。
やり方は、ホームページと全国の指導主事を集めた会議で周知(予算措置はない)。
・調査結果に対象校以外から提出4とあったので、学校名等聞きました。中、高併設の私学2校のようです。名前も回答内容も言えないとか。
・福島事故と現状をもっと教えよ、には「ページ数の関係で・・」「巻末にWebサイトなど掲載しています」とのこと。原子力ムラだけを紹介していますが。
【3】「放射線教育」とは何か、定義せよと迫りました
・「放射線教育」の指導要領でのあつかいは教科「理科」だけ。あくまで、理科の範囲です。
中学校理科
高校理科の基礎物理
・小学校と中学校の指導要領「総則」では、「教科横断的な視点に立った資質・能力の育成」でやる。
・「学習指導要領解説」というものを文科省が出版、HPにも公開しています。この「解説」の「総則編」にいろいろな教科でやれることが書いてあるというのです。文科省が「放射線副読本」の内容を教えられるように、現在進行中(小学校今年度から実施、中学校来年度から実施)の新学習指導要領の解説、総則編で「放射線教育」というものを作ったと考えられます。
・「学習指導要領」は教育内容と教科書を拘束します(法的拘束力があるかどうか、争われてきました)。「指導要領解説」は拘束するものではありませんが、実際には教育内容と教科書に非常に介入しています。この事情で、今回の回答でも、「学校の自主性に任せます」としています。
・「放射線教育」に関係する「指導要領」と「解説」を抜き出し、説明してくれていますので、じっくり読んでみてください。
・保健体育で放射線被ばくの危険性と被ばくを避けることを教えるべきではないか、と迫りましたが、「答えず」、各学校に任せる、です。
・放射線教育では原爆を教えるべき、にも答えず、「放射線に関する科学的な理解の一助となるよう、放射線副読本を配布した」です。放射線教育の内容は「放射線副読本」の内容だといっているようでもあります。放射線は危険でないと教えてはいけないですよね。科学に反します。
・反対意見も知らせよには、「専門家」と「学校関係の有識者」の意見を対置します。
・いずれにせよ、「放射線教育」とは何か、学校や教職員、子ども・保護者にはっきり示すことのできるものはない、と考えられます。つまり、「放射線教育」とは「放射線副読本」の内容だよ!ということになるのではないでしょうか。
【4】「放射線副読本」の内容について
この部分は、静岡からの再質問を入れました。文科省は全く、答えていません。副読本を作ったけれども、内容に関する責任は「政府の担当部署と福島県に聞いてください」ということです。科学に反する態度ではないでしょうか。