2022年03月31日
【明日】ミャンマー国軍が得する経済支援? まだ続けるなんて嘘でしょ 4.1官邸前アクション
[転送・転載歓迎/重複失礼]
前夜のご案内となりすみません。明日4月1日でミャンマー国軍による軍事クー
デターから1年2ヶ月となります。ウクライナと同様に虐殺と破壊が続いている
にもかかわらず、メディアの関心も薄れています。
一方で、岸田政権は国軍の資金源となっている経済協力を断ち切らないばかり
か、国軍留学生の受け入れさえ続けています。
午後にはENEOS(JX石油開発)、三菱商事、経産省に署名提出・アクションを
行い、夕方に官邸前行動を行います。可能な方はご参加ください!
◆3月22日に開催されたオンラインセミナー「日本関与のイェタグン・ガス田
からの資金を問う」の録画をYouTubeでご覧いただけます。分かりやすいので、
ぜひご視聴ください!
https://youtu.be/rJAwA_dsEuM
木口由香さん発表資料
http://www.mekongwatch.org/PDF/Seminar20220322_PPT_kiguchi.pdf
波多江秀枝さん発表資料
http://www.mekongwatch.org/PDF/Seminar20220322_PPT_hatae.pdf
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#ミャンマー国軍の資金源を断て
ミャンマー国軍が得する経済支援?
まだ続けるなんて嘘でしょ 官邸前アクション
https://foejapan.org/issue/20220325/7110/
日時:2022年4月1日(金)
18:30〜19:30 総理官邸前(最寄駅:国会議事堂前)
◆同日、以下の署名提出・アクションも行います。
15:00〜15:30 ENEOS前(JX石油開発)(大手町)
15:45〜16:15 三菱商事・本店前(二重橋前)
16:45〜17:15 経済産業省・本館前(霞が関)
※少雨決行
※最終的な実施判断は、当日正午までにFoE Japanのウェブサイトでお知らせ
します。
※ご参加の方はマスク着用や手指消毒など、新型コロナウイルス感染対策へ
のご協力をお願いします。
ミャンマーで2021年2月1日にクーデターが発生してから1年と2ヶ月が経ちま
す。この間、民主化と自由を求めるミャンマー市民に対し、ミャンマー国軍に
よる組織的で広範な弾圧が続いています。
クーデター後、これまでに1,700名以上の市民が治安部隊によって殺害され、
少数民族居住地域での衝突も増加する中、避難民となった人は約50万人にのぼ
っています。国連は、ミャンマー国軍による民間人に対する故意の攻撃や強制
労働、人間の盾の強要を報告しており、それらが国際人道法違反であるととも
に、戦争犯罪に相当する可能性もあると指摘しています。また現在、1,440万
人が人道援助を緊急に必要としていると報告しています。
こうした状況からの脱却を図るため、一刻も早くミャンマー国軍の暴力を止
めることが必要とされている中、私たちは、ミャンマーで経済支援やビジネス
を継続する日本の官民に対し、直接であれ間接であれ、国軍に資金が確実に流
れないようにするための早急な対応を求めてきました。しかし、日本政府や多
くの企業はこれまで、クーデターから1年経っても、状況を見守るという姿勢
を崩さず、国軍の人権侵害に加担している状況が続いています。
ミャンマー石油ガス公社(MOGE)を通じて国軍の重要な収入源となっている
可能性が指摘されてきたガス開発では、イェタグン・ガス田事業に出資してい
る経済産業省、ENEOS、三菱商事がようやく撤退方針を決めたとの報道が出まし
たが、三者とも撤退の理由として「人権」を明示しているわけではありません。
これまでに国軍に一体幾らの資金が同事業から流れた可能性があるのかなど、
説明責任も果たされていません。撤退にあたり、ミャンマー国軍にこれ以上の
資金が支払われることはないか、あるいは、ガス田閉鎖の責任を誰がとるのか
といった懸念も残ります。したがって、私たちは「責任ある」撤退を強く求め
る要請書と署名(10,200筆以上)を提出します。
日本の官民がミャンマー国軍の人権侵害に加担している可能性のある事業は、
ガス事業にとどまりません。政府開発援助(ODA)が投じられているバゴー橋
建設やティラワ経済特別区、国際協力銀行(JBIC)や海外交通・都市開発事業
支援機構(JOIN)が支援しているヤンゴン郊外の複合不動産開発(通称Yコン
プレックス)など、公的資金の支援を受けた日本の民間企業がミャンマーに進
出する中で、国軍に資金が流れる可能性を私たちは指摘してきました。
4月1日の官邸前アクションで私たちは、ミャンマー国軍の苛烈な弾圧にもか
かわらず、民主化と自由を希求し続けているミャンマー市民の声を日本の官民
が真摯に受け止め、国軍の人権侵害にこれ以上加担しないよう、ただちに責任
ある行動をとるべきであると強く訴えます。
<呼びかけ団体>
メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)、
アーユス仏教国際協力ネットワーク、日本国際ボランティアセンター(JVC)
<問合せ>
国際環境NGO FoE Japan
メールのお問合せはこちら https://foejapan.org/contact/
電話 03-6909-5983
【報告】汚染水の海洋放出の中止を求める要望書の提出と東電・政府交渉
星川まり(東京・社会運動部)です。
先日の「汚染水の海洋放出の中止を求める要望書の提出と東電・政府交渉」についての報告を頂いたのでご覧ください。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
とても歯痒い交渉でしたが、唯一
〜東電は「関係者」に漁連が入ることを認めたうえで「漁連との約束を反故にするつもりはない」と答えました。〜
今後も取り組みを続けていきましょう。
<転送>
みなさまへ(拡散希望)
3月29日(火)午後、福島第一原発の処理汚染水の海洋放出の中止を求める要
望書の提出と東電・政府交渉が参議院議員会館にて行われました。
http://kiseikanshi.main.jp/2022/03/31/177665/
映像(UPLAN)https://youtu.be/0xidQMEFdW4
〇漁協を含む「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」との約束を守れ
〇福島県民が再三要求してきた県内各地での公開の説明会は開かれていない
〇一方的な説明ではなく公聴会を全国各地で開け。それまでは海洋放出の作業を
止めよ
〇海水中の放射能濃度について年々の蓄積は考慮されていない
〇廃炉に法的規定はない。実際進んでおらず、海洋放出だけを急ぐ理由はない
会場とオンライン合わせて100名ほどの参加がありました。設定をお願いした
福島みずほ議員も参加されました。主催は、これ以上海を汚すな!市民会議、避
難計画を案ずる関西連絡会、国際環境NGO FoE Japanの4団体。
要望書に対しては、全国ほぼすべての都道府県と海外から、合わせて225団体
から団体賛同をいただきました。主催4団体合わせて229団体で提出しました。
賛同に際して多くの海洋放出の中止を求めるコメントをいただきました。ご協力
ありがとうございました。
要望書(団体賛同入り)
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/yobosyo-dantaisando.pdf
要望書団体賛同に寄せられたコメント
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/comment.pdf
会場には福島から米山さん、避難計画を案ずる関西連絡会から小山さん、島田さ
ん。が参加されました。院内集会の後、要望書を提出し、東電・政府交渉に移り
ました。オンラインで福島と各地の参加者がつながり、一体となって追及しまし
た。
院内集会プレゼン資料1
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/purezen1.pdf
院内集会プレゼン資料2
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/purezen2.pdf
院内集会プレゼン資料3
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/purezen3.pdf
東電・経産省はひどい対応でした。福島のみなさんが、住民向けの公開の説明公
聴会の開催を何度も要求しているのに応じない。事故に加えて海洋放出なのに住
民の声に耳を傾けようとしない。福島とつながり、全国から海洋放出反対の声を
強めなければとの思いを強くする場となりました。以下、交渉の主なやりとりで
す。
事前質問
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/02/shitsumonnsyo.pdf
事前質問の参考資料
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/sanko.pdf
◆質問1 東電が放射線影響評価報告について意見募集を行ったが、意見の分析
もせずに、変更申請書の参考資料として規制委に提出し、審査を受けていること
について
東電は、海洋放出の政府方針が決まったので変更申請書を提出したと言うだけで、
意見募集については件数すら明らかにしませんでした。件数は後程確認すること
になりました。市民側は、提出した意見を無視して審査を進めていることを批判。
提出した意見を分析し、評価報告に反映させること、これを審査に優先して行う
よう要求しました。
◆質問2 評価報告では放射能の年々の蓄積が考慮されておらず、年末ごとに前
年までの放射能が海からなくなる条件で評価がおこなわれていることについて
東電は海藻中の放射能濃度について、はじめから平衡状態を想定しており、実際
よりも保守的な想定をしていると回答しました。市民側は、海藻と海水が放射能
のやりとりを繰り返すことにより放射能濃度が相対的に増える現象がセラフィー
ルドで生じていたとし、こうした現象が考慮されているか問いました。東電は考
慮されていないことを認めました。市民側は、考慮した場合、年々の蓄積を考慮
しなければならない可能性があるとし、再検討を要求しました。
◆質問3 経産省と東電が「関係者の理解なしにいかなる処分も行いません」と
約束したことについて
東電は「関係者」に漁連が入ることを認めたうえで「漁連との約束を反故にする
つもりはない」と答えました。経産省も漁協や商売上の関係する人は入ることを
認めましたが、放出ありきで理解を深めてもらうというのが基本姿勢でした。す
かさず福島から、県民も含めるべき、県内自治体の7割の議会が反対・慎重の決
議を上げていることも考慮すべきと指摘がありました。
経産省が、理解をえる努力を行っていると何度も強調したのに対し、福島から、
公開の場での説明公聴会を県内各地で開催することを要求しているが、2018
年に小委員会主催で開催されたきりで、経産省主催の開催はない。何度も何度も
要望しているのになぜ応じないのか、と強い意見が出ました。
経産省は「(説明会の)形式にはこだわらずに考えたい」と述べ、非公開の場で
特定の関係者だけの懇談会を重ねるやり方を正当化しようとしました。市民側は、
形式にこだわらないのであればなおさら、説明公聴会の形式でもやればよいとし、
さらに、「理解をえて進める」というのであれば海洋放出の準備や審査を中断し
て話し合うべきだと強く要求しました。
この件については交渉後の感想会で、福島から、説明公聴会を開いて欲しいとい
う要求を、福島県内だけでなく、全国から、全国各地で開催するよう声を上げて
欲しいとの話がありました。
◆質問4 敷地内のタンク増設の余地について東電の資料に「タンク増設の余地
は限定的」とある件について
具体的に「増設の余地」がどの程度あるのか聞きましたが「限定的」というだけ
で回答はありませんでした。
◆質問5 放出を進める一方でトリチウムの分離技術の開発を進めている件につ
いて
経産省が「直ちに実用化できない」「長い期間を要する」と回答したので、長い
期間とはいつまでかと聞きましたが「いつまでとは言えない」と言うだけでした。
◆質問6 海洋放出は廃炉に伴って取り出されるデブリや廃棄物等の置場を確保
するためと言うが、そもそも廃炉の法的規定がはっきりしないことについて
東電・経産省は、海洋放出は廃炉のためで両者は関係していることは認めました。
そのうえで、特定原子力施設であるフクイチの廃炉は何を意味するのか聞くと、
燃料デブリ取り出し等の進捗状況を踏まえて検討すると回答。「全量取り出す」
とは言えませんでした。廃炉の法的規定については、答えを渋っていましたが、
現在審査中の「実施計画」は廃炉とは関係ないとし、「廃炉の法的規定はない」
と認めました。市民側は、法的規定もなく、現実に廃炉の作業が進まない状況で、
海洋放出だけを急ぐ理由はないとし中止を求めました。
◆質問7 海外の反対の声があがっている件について
海外から懸念の声があるのは承知している。海外へも発信していると。ここでも
相手の意見を聞くことはなく、一方的な発信にとどまっています。オンラインの
参加者から、ミクロネシアの大統領が事前の説明もないと抗議したが何の対応も
ないとの紹介がありました。どのような対応をとっているのか確認して回答する
ことになりました。
今後も、福島の皆さんと連携し、海洋放出反対の声を一層強めていきましょう。
2022年03月30日
【注目を】3/31 衆院内閣委で「経済安保法案」参考人質疑
https://kosugihara.exblog.jp/241407222/
東京の杉原浩司(武器取引反対ネットワーク:NAJAT)です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]
経済の軍事化、学術の軍事化、企業秘密漏洩への厳罰化など問題だらけの「経
済安保推進法案」の審議が進んでいます。明日3月31日午前には衆議院内閣委
員会で参考人質疑が開催されます。4人の参考人のうち、法案反対は井原聰さ
んただ一人です。YouTubeなどで中継も見られます。ぜひご注目ください。
なお、市民や自治体議員の有志が集まって、「経済安保法案を懸念するキャン
ペーン」を立ち上げました。出遅れを挽回すべく、31日の議員回りを皮切りに、
取り組みを具体化させていきます。ご参加、ご協力、ご支援をよろしくお願い
します。
経済安保の推進に絡むあまりに「怪しげな構図」
金融庁、防衛省への「不当介入」に国会で疑義
(3月29日、東洋経済オンライン/野中大樹)
https://toyokeizai.net/articles/-/577863
【ウェブセミナー】
4/4「青木理が斬る 経済安保法案の深層〜町工場対公安警察」
https://kosugihara.exblog.jp/241403098/
こちらもどうぞ↓
<コラム@市民連合ひろば>
紛争当事国が存在しない世界で防弾チョッキを供与するということ
(3月28日/杉原浩司)
https://shiminrengo.com/archives/5212
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3月31日(木)9時〜11時30分
<衆議院内閣委員会>
「経済安保推進法案」に関する参考人の意見陳述および参考人に対する質疑
<参考人からの意見陳述(40分)>
9:00〜9:10 佐橋亮(東京大学東洋文化研究所准教授)
9:10〜9:20 村山裕三(同志社大学名誉教授)
9:20〜9:30 鈴木一人(東京大学公共政策大学院教授)
9:30〜9:40 井原聰(東北大学名誉教授)
<参考人に対する質疑(2時間)>
9:40〜9:55 伊東良孝(自民)
9:55〜10:10 國重徹(公明)
10:10〜10:25 塩川鉄也(共産)
10:25〜10:40 浅野哲(国民)
10:40〜10:55 森山浩行(立憲)
10:55〜11:10 足立康史(維新)
11:10〜11:25 緒方林太郎(有志)
11:25〜11:40 大石あきこ(れいわ)
こちらから見られます(アーカイブも)↓
【YouTube】
https://youtu.be/rtsMBpUtXe4
衆議院インターネット審議中継から「内閣委員会」をクリックしてもOK
https://www.shugiintv.go.jp/jp/